2012年9月26日水曜日

user agent stylesheetとは何か

GoogleのデベロッパーツールでCSSを解析すると、オリジナルで作られたCSSの他に、user agent stylesheetなんてものが見つかる。


これは、ブラウザごとに定義されたデフォルトのCSS設定を指している。通常、ページデザインにリセットCSSをかませないと、ブラウザごとにタグのマージンやパディングが微妙に異なるが、その理由の一つに、このuser agent stylesheetにある。safariやchromeはwebkit系列の設定、つまりはuser agent stylesheetを使っている。

WebKit(ウェブキット)は、アップルが中心となって開発されているオープンソースのHTMLレンダリングエンジン群の総称である。HTML、CSS、JavaScript、SVGなどを解釈する。
by wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/WebKit

web-kitはChromeやSafariがデフォルトで使用しているスタイルシートの定義書みたいなもので、ここを参考にしてデフォルト設定の微妙なレイアウトが決まってくる。ブラウザ間にちょっとした表示の差異があるのは、このweb-kitが原因だ。

リセットCSSを効かせたつもりでブラウザ間の表示を見比べたら、数ピクセルズレがある、なんてことはよくある話。その時はこのuser agent stylesheetを疑うといい。

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